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東急パワーサプライの東急でんきとは?

05126電力自由化により新たに参入した電力会社の主な業種をご存知でしょうか。

2016年4月現在、電力事業に参入した大手企業はガス会社・石油会社・通信会社の3種類が中心です。これ以外の業種の会社も多々ありますが、大手のほとんどはこの3つに絞られています。

しかし、その中でも数少ない大手グループが、電力事業に参入した業界があるのです。

それが鉄道会社。

大手鉄道グループの1つである「東急グループ(東急電鉄)」は、今回の電力自由化に伴い電力小売事業を分社化し、株式会社東急パワーサプライを新たに設立しました。
 
そして東急パワーサプライは“東急でんき”という名の電力サービスを開始し、東京電力エリアに電力の供給をすでに始めているのです。

今回は、この東急パワーサプライが提供する“東急でんき”のメリット・デメリットを両側面から、徹底解説していきたいと思います。

東急でんきのメリットとは?

東急でんきを利用するメリットは、大きく分けると4つあります。

  • 東急電気メリット
  • ポイントがたまる
  • イッツコムで割引
  • 東急ポイントが2倍

 
電気料金単価は、他社と同様に東京電力よりも安くなるように設定されており、東京電力の重量電療B・40Aで契約している家庭であれば、年間で3600円前後の削減です。

しかし、東急でんきの魅力は電力単価としての削減よりも、東急グループ各社連動で適用されるポイント付与・還元や割引にあります。

東急でんき3つのメリット

1東急でんきの支払いでTOKYU CARDのポイントが貯まる

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東急グループが発行しているTOKYU CARDで東急でんきの料金を支払うと、支払った電気料金の最大1%がTOKYU POINTとして付与されます。
 

2イッツコム加入者であれば、月額最大350円の割引

イッツコムは東急沿線のケーブルテレビサービスです。

イッツコムに登録している人であれば、東急でんき契約とあわせて割引申込みをすることで、イッツコム利用料に毎月350円の割引が適用されます。

東急でんきを申込むとき「電力以外のサービス加入状況」の欄で「イッツコム」を選択すれば、別途イッツコムから割引の案内連絡がくるという仕組みです。

注意点として、この時点では割引適用にならず、イッツコムからの案内に従って手続きを進めて初めて適用対象となります。

 

3東急線のPASMO定期券・PASMOオートチャージサービスなどで貯まるTOKYU POINTが2倍になる

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東急線のPASMO定期券やオートチャージサービスが倍になり、電車・バスでのTOKYU POINTがより貯まりやすくなります。

1家族2名まで使用できるので、PASMO定期券やオートチャージを利用している家族が持てばより効率的です。

さらに東急でんきでは、2016年1月29日から2018年3月31日まで「電車と電気でたまるたまるキャンペーン」を行っています。

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月に4回以上東急バスを利用すれば、抽選で2000名に218ポイントが付与されるなど、特典はさまざま。

さらに2016年7月31日まで東急パワーサプライに申込み、支払い方法をTOKYU CARDにするだけで500ポイントが付与されます。

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いずれにしても、東急沿線の電車やバスを頻繁に利用する人ほど、東急でんきのメリットは大きくなるのは間違いありません。

 

キャンペーン概要の詳細は東急でんき公式サイトのキャンペーンページをご覧ください。

注意点として、これらのサービスを利用するためにはTOKYU CARDの「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に事前登録しておく必要があります。

TOKYU CARDの申請はこちらからどうぞ。

東急でんきのデメリット

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東急でんきでは、途中解約による違約金などは現在のところありません。

具体的なデメリットとして挙げられるのは、TOKYUグループ各社やイッツコムなどの提携サービスとの連携を利用する際、それぞれのサイトで申込みや手続きを行わなければならないというところです。
 
 
また東急沿線やバスを利用する人にはメリットが大きい反面、TOKYUグループのサービスを使用しない人にとっては、あまり目立ったメリットがありません。

丸紅新電力などのように売電や太陽光発電による電力の買取も行っていないので、現状太陽光発電を併用している家庭では、メリットよりもデメリットの方が気になる可能性があります。

東急でんきの料金プラン

東急でんきの電気料金プランは、他の電力会社のように分けられていません。

基本的にはAの選択と、従量電灯B・C・低圧電力のいずれかのみです。

これまで契約していた東京電力と同じ内容で切り替えればいいので、非常にシンプルで分かりやすい料金プランになっています。

東京電力と東急でんきのアンペア別基本料金比較は、以下の表の通りです。

基本電気 東京電力 東急電気
10A 280.8円 同じ
15A 421.2円 同じ
20A 561.6円 同じ
30A 842.4円 788.4円
40A 1123.2円 1069.2円
50A 1404円 1296円
60A 1684.8円 1522.8円

東急でんきに限らず、電力自由化に参入した企業のほぼ全社が、東京電力よりも安価の電力単価を設定しています。

それは基本料金・1kWhあたりの単価など種類を問いません。

電気量料金/1kWh 東京電力 関西電力 東急電気
~120kwh 19.43円 20.47円 19.41円
120kwh~300kwh 25.91円 24.75円 25.88円
300kwh以上 29.93円 28.33円 29.03円

電力自由化による電力会社切り替えの選別基準は、各社の電力単価よりもそれぞれが独自に提供しているキャンペーンやポイント還元にあります。
 

電力単価の差額だけでは、よほど大量に電気を使っている家庭でなければ大きなメリットは期待できません。

自身のライフスタイルと、頻繁に利用するサービスなどと相乗効果が得られるように電力会社を選ぶようにしましょう。

エネシフト編集部エネシフト編集部

今回の東急でんきは“東急グループのサービスや電車・バスを頻繁に利用する人”にとっては、大変魅力的な企業です。

家族の通勤や通学に東急沿線を使っているのであれば、検討してみる価値は十分にあるでしょう。

電力供給エリア

東急でんきの供給エリアは、2016年4月現在東京電力エリア内となっています。

具体的な都道府県は以下の通りです。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 茨城県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 山梨県
  • 静岡県の一部(富士川以東)

 

上記以外のエリアでは東急でんきの利用はできないので注意しましょう。

なお、上記県内であっても離島や、その他条件などによっては契約できない場合もあります。

エネシフト編集部エネシフト編集部


東急でんきは数少ない鉄道グループが提供している電力サービスです。

現在は東急グループ各社とのサービス提携・バスや電車利用によるポイント還元のみですが、今後さらなるサービスが追加される可能性は十分にあります。
電力自由化の浸透とともに増えていくサービスを見逃さないようにしましょう!