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現在、関東の多くのエリアで一般家庭の電力を独占的に供給しているのが東京電力です。これまで、一般家庭では他の選択肢はありませんでした。
しかし、2016年4月以降は自分の意思で電力会社を選ぶことが可能となります。これが電力自由化です。

そんな自由化にともなって、新規参入企業への乗り換えを検討している方も多いでしょう。すでに、東京電力の担当するエリアでは10社以上が料金プランなどを発表していますし、今後も20社以上が新規参入を表明しています。

もちろん、新規参入企業は顧客獲得のために魅力的なプランやサービスを用意しています。しかし、東京電力もこれから市場での競争に参入することになりますので、新たなプラン、そしてサービスを展開することになります。

そこで、ここでは電力自由化にともなう選択肢の一つとして、東京電力を選ぶ上でのメリットやデメリットについて考えてみましょう。

豊富なプランが魅力的な東京電力!すでに多くのプランを用意!

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東京電力の最大の魅力は用意されているプランがとても多いという点でしょう。そこでまずは、現時点で利用できるプランから確認してみましょう。

従量電灯B・C

定番の電力プランで、基本的には使用した電力量に応じて料金を支払うというものです。時間帯や曜日による料金の変動はありませんので、時間を気にせずに電気を使用できるプランです。

※電力自由化後はこのプランのメリットはあまり感じられないかもしれません。後述しますが、東京電力は新規参入企業と比較すると料金単価はやや高めになることが予想されます。そのため、単価が電気料金に直結してしまうプランでは割高になってしまう可能性が高いでしょう。

 

朝得プラン

深夜1時~翌朝9時までの電気料金が安くなるプランです。朝型の方にはまさにぴったりなプランと言えるでしょう。

※割引率は高いものの、お得な料金が採用される時間が短いことから、利用者がかなり限定されるプランです。ただ、このように、特殊な生活パターンを送っている方にもマッチするプランを用意してくれているのは東京電力ならではです。

 

夜得プラン

夜9時~翌朝5時までの間、お得な料金で電気を利用できるプランです。夜型生活の方にフィットするプランです。

※夜型の方に嬉しいプランで、割引率も良いです。ただ、夜型遅くまで起きていて、朝はゆっくりとしたい、という方はイマイチ不満を感じるかもしれません。また、夜型プランは人気が高いことから、新規参入の他社も同様のプランを採用する可能性が高いです。ある程度、各社のプランが出そろった上で比較してみましょう。

 

半日お得プラン

なんと夜9時~翌朝9時までの12時間にわたってお得な料金が適用されるプランです。夜は遅くまで起きていて、朝やゆっくりと過ごしたい方にはぴったりなプランでしょう。

※お得な料金が適用される時間は非常に長く、さまざまな生活スタイルの方にフィットするプランです。その代わりに割引率はあまり高くありません。また、前述の夜得プランと同様に新規参入の他社も同様のプランを用意する可能性が高いですので、比較してみましょう。

 

土日お得プラン

土日が24時間お得になる料金プランです。平日はほとんど家におらず、土日にまとめて家事などをしているという方にはぴったりです。

※全国の電力会社などで採用されているプランです。もちろん、新規参入企業も同様のプランを用意してくることになるでしょう。まだプランを発表していない企業の割引率や単価などまで確認した上で比較したいですね。

この他にも、電気給湯器などを使用している方に向けたプランや多くの電力を使用する家庭や、店舗などに向けたプランなど、現時点で東京電力は非常に多くの選択肢を用意してくれています。

もちろん、すべてのプランにおいて新規参入の他社よりもお得、とは言えないでしょう。

しかし、あなたの生活スタイルにフィットしたプランを見つけることができれば、電気料金をかなりお得にできるはずです。

電力自由化にともない、新たに追加されるプランは?

東京電力では、電力自由化にともなって2016年4月以降に利用できる新たなプランを発表しています。
この新プランはお得なものなのでしょうか?それぞれのメリットやデメリットもチェックしてみましょう。

スタンダードD・L・X

従来の従量電灯プランをさらにお得にしたプランとなっています。電力の使用量に合わせてお得な単価が適用されるプランです。
※前述の通り、料金単価については東京電力は不利になってしまう可能性が高いことから、他社との比較は必須です。

プレミアム

スタンダードよりも多くの電力を使用する家庭に向けたプランで、さらに単価はお得になっています。

※こちらも従量制となっていますので、単価が重要となります。すでに料金が発表されている新規参入企業はもちろんのこと、自由化以降も続々と発表される他の電力会社と比較した上で検討すべきです。

 

スマートライフ

オール電化住宅を対象としたプランになっています。割引率も高いことから、オール電化を検討している方にもおすすめです。

※オール電化を使用する前提ではかなりお得な料金のプランとなっていますが、新規参入企業の中でも、特にエネルギー系企業は同様のプランをすでに発表しています。あなたの家庭の電力使用量などを把握した上で比較してみましょう。

 

夜トク8・12

日中はほとんど電気を使わない代わりに、夜間の電力使用量の多い方のためのお得なプランとなっています。

※夜型のプランはとても人気が高いことから、他社との料金比較は欠かせません。

このように、新たプランがいくつも用意されていますが、いずれにしても新規参入の他社との比較は欠かすことはできないでしょう。

単価面ではやや不利?マッチするプランでお得に!

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このように、プランをチェックしてみると、さまざまな方にマッチするものが用意されていることがわかるでしょう。

しかし、単価の面では残念ながら新規参入企業の方がやや低くなることが予想されます。その理由としては、新規参入企業は現在の東京電力を基準として、料金を設定しますので、当然、顧客の獲得のためにより安い単価を採用する可能性が高いためです。

実際に、すでに料金を発表している新規参入企業の中には、東京電力よりもかなり低い単価を採用しているところも少なくありません。
また、自由化開始には間に合わないものの、2016年4月以降に本格参入する企業も少なくありません。こういった企業は出遅れた分を取り戻すために、より低い単価に設定する可能性があります。

そのため、今すぐに電力会社を決めてしまうのではなく、ある程度東京電力エリアで利用できる新規参入企業の料金やプランが出そろった上で、各社を比較した上で、あなたの家庭にマッチしたところをチョイスしてみてはいかがでしょうか?

エネシフト編集部エネシフト編集部

東京電力だけでなく、どの電力会社にもメリット・デメリットがあります。

それぞれの電力会社を総合的にチェックし、比較することが大切です。