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家電の消費電力はどのくらい?

皆さんは家電の消費電力について考えたことはあるでしょうか。

冷蔵庫やテレビ、エアコンなどは家庭の中でも特に稼働時間が長く電気代の多くを占める家電製品です。
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これらの家電は常に省エネ家電として進化し、年々消費電力が抑えられるように改良されています。

例えば、冷蔵庫の2003年から2013年にかけての消費電力は半分近くにまで削減されていますし、エアコンであれば1995年から2011年までの製品で700kWhも消費電力が少なくなっているのです。

つまり、もし10年以上エアコンや冷蔵庫などの家電を使い続けているのであれば、現代の省エネ家電を2台分の電力を使っているということになります。

今回は省エネ家電と昔の家電の消費電力を比較し、どれくらいの電気代削減が期待できるのかについて解説していきましょう。

昔の家電と省エネ家電の消費電力

冷蔵庫・テレビ・エアコンなどの消費電力はここ数年の省エネ家電ブームで、著しく抑えられる傾向があります。

資源エネルギー庁が公開している“省エネ性能カタログ2015年冬版”によれば、2007年発売のエアコンや液晶テレビ・電気冷蔵庫を最新の高機能冷蔵庫に買い換えるだけで、年間の電気代は50%前後にまで削減できるというデータがあるのです。

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もちろん、家族の人数やその他の省エネ家電・電化製品などによって削減できる金額は異なってくるでしょう。

しかし、最新の省エネ家電は価格も年々安くなっている傾向あり、上記のデータで考えれば初期投資として多少高額であったとしても、平均3、4年の電気代削減額で十分にもとは取れる計算になります。

省エネの冷蔵庫・液晶テレビ・エアコン・電球に買い換えて年間1万8900円の電気代削減ということは、そこから10年使用すれば18万9000円です。仮に買い換え総額が10万円だとしても、8万9000円はお得になります。

 

さらに現在使っている家電を売却して2~3万円でも回収できれば、もとを取るまでの期間はさらに短くなるでしょう。
 

エネシフト編集部エネシフト編集部

家族がずっと在宅している、ペットがいるなどの事情からエアコンを年中使っているような家庭であれば、これらの省エネ家電による電気代削減はより大きくなります。将来的な状況も見据えた上で、各家電の買い換えを検討してみてはいかがでしょうか。

工場やビルなどの蛍光灯や電球をLEDに替える

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省エネ対策として代表的なのが、LED照明・電球です。

LEDの特徴は蛍光灯に比べて長寿命であるのと、消費電力が蛍光灯の6割程度。単純に蛍光灯などに使われている電気代が半分程度になります。
 
 
一般家庭ではあまり大きな削減は期待できませんが、大量の蛍光灯や電球を長時間使っているオフィスビルや工場、ホテルなどは別です。

100本や1000本の蛍光灯を1日8時間以上使っているのであれば、年間で数十万円単位の削減が期待できます。

蛍光灯や電球の概算電気代を出す場合

本数や個数×蛍光灯1本あたりの消費電力×電力単価×年間の稼働日数となります。

例として以下のような条件で出してみましょう。

蛍光灯150

電力単価23円(0.023)※1kWhあたり

1日の稼働時間8時間

年間の稼働日数365

 

130本×40w×0.023×8時間×365日=34万9232円

1年間あたりの電気代が349232円(1カ月2万9102円)

となります。

これを直管型のLEDに替えると蛍光灯40w相当がLEDでは10w程度になるので、単純に4分の1になるのです。

130本×10w×0.023×8時間×365日

=8万7308円/年間

 
LED型蛍光灯の場合は1年間あたりの電気代が8万7308円です。

差額として26万1924円となるので、LED本体の導入費用を考えても5年もあれば十分利益は出るようになるでしょう。

ただし、LEDは電球や直管などタイプによって消費電力や削減額が異なってくるので注意が必要です。蛍光灯と比べて単価は高いですが、電気代削減には大きな効果が期待できます。

電力自由化と省エネ家電の関係性

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2016年4月よりはじまった電力自由化によって、電力会社は各家庭が自由に選べるようになりました。それはつまり、これまでは地域で固定されていた電力単価も家庭によって違ってくるということです。

電力単価が違えば、各家電が消費する電力の料金も異なってきます。

基本的に純粋な電気代は“電力単価”と“消費電力”の掛け算です。省エネ家電は“消費電力”を削減することで電気代も下がります。

118561さらに電力単価を下げることができれば、毎月の電気代はさらに安くできるのです。

仮に電力単価が今より安い電力会社に切り替えれば、上述した式の“0.023”の部分が、大きく変動するのです。

 
工場やビルの直管型LEDなどであれば、電力単価が1円変わっただけでも年間の電気代に多大な影響を与えるでしょう。あくまで環境に合ったプランを選ぶことが大切です。
 
 
電力自由化では各電力会社が、各家庭に向けてさまざまな割引やキャンペーンを行っているので、それらを活用してお得な省エネライフを手に入れましょう。
 

エネシフト編集部エネシフト編集部

一般家庭向けの電力自由化は2016年4月からスタートしましたが、ビルや工場などの電力自由化は2000年頃から始まっています。

ですが電力契約については知らない人も多く、電力会社を切り替えるだけでも大きな電気代削減ができるかもしれません。

2017年にはガス自由化などもはじまり、より複雑になる部分もあるかもしれませんが、正しい知識を身につけて快適な省エネ生活を迎え入れましょう!