一般住宅への電力小売自由化が解禁され、これまで数えるほどしかなかった電力会社が100以上の数にまで膨れ上がりました。

電力会社によって契約できるエリア・選べるプラン・電気料金・割引やキャンペーンなど、全く異なってきます。

 

電力会社を選べる幅が増えた反面、以下のような混乱も多いのが現状です。

・電力会社が多すぎて結局どこがいいのかわからない

・電力会社を乗り換えればいくら安くなるのか

・自分の住んでいるエリアではどこの電力会社がオススメなのか

特に関西・関東周辺は契約できる電力会社も多く、どの電力会社のどのプランで契約するとどれくらい電気料金が安くなるのか不明確です。

 

そこで今回は関西エリアでオススメな電力会社に地域電力会社(関西電力)から乗り換えると、5年間で一体どれくらい電気料金が安くなるのかについて、比較・検討してみたいと思います。

 

※関西エリアでオススメの電力会社については”大阪でオススメな電力会社はどこ?各種メリット・デメリットから徹底比較!“を参考にしてみてください。

 

なお、関東エリアの電気料金5年間比較は”【関東エリア電気料金比較】電力会社シフトで5年間に削減できる電気代とは?“のコンテンツです。

 

■関西エリアで契約できる電力会社一覧

関西エリアで契約できる電力会社は数が多く、その全てをここで紹介することはできません。

そのため、代表的な企業を中心に抜粋します。

 

◆関西エリアに電力を供給している電力会社

東京電力エナジーパートナーくらしTEPCO(旧東京電力)

大阪ガスの電気

丸紅新電力

au電気

eo電気

それぞれの電力会社の詳細については、各コンテンツをご覧ください。

 

ここでは、原則同条件での各社公式の電気料金シュミレーションを行い、関西電力から乗り換えた場合、どの電力会社のどの料金プランがもっとも削減が大きくなるのかについて比較・検証していきます。

 

ただし、それぞれの電力会社のシュミレーションは、算出方法が独自のものが多いため、絶対的な数字にはならないことを理解した上で検討材料としてご利用ください。

■5年間の電気料金算出方法と条件

関西の電力会社でも、電気料金の加算方法はプランなどによってもさまざまです。

電気料金は地域電力会社と同じだけど、ポイントによる還元を行うというところもあります。

 

そのため、ここでは以下のような条件と方法で電気料金のシュミレーションを行っていきましょう。

◆電気料金シュミレーション条件

住まい人数:4人家族

契約プラン:従量電灯B

オール電化:なし

その他:ガスも併用

契約アンペア(A)数:40A

月間電気使用量:500kWh

試算月:5月

戸建

なお、ポイントなどによる割引がメインの電力会社は、還元分を削減額として比較します。

プランなどは基本的に上記条件でもっとも電気料金の削減が期待できるメニューです。

 

■関西電力の電気料金シュミレーション結果

関西電力の公式電気料金シュミレーションを利用し、上記の条件で試算を行った結果以下のようになりました。

関西電力の年間の電気料金は19万5324円(1カ月16277円)です。

5年間で97万6620円となります。

 

この金額を比較元として、関西エリアで契約できる電力会社の電気料金プランと比べていきましょう。

 

■関西エリアの電力会社と電気料金比較

では、冒頭で紹介した「関西エリアに電力を供給している電力会社」に関西電力から乗り換えた場合の電気料金を比べていきたいと思います。

東京電力エナジーパートナーくらしTEPCO(旧東京電力)

関西電力から東京電力エナジーパートナーくらしTEPCOのプレミアムプラン(2年契約)に乗り換えた場合の年間削減額は10234円でした。

1カ月あたり852円です。

 

上記の関西電力と同条件で試算されているにも関わらず、現在の年間電気代が関西電力公式の金額よりも5万円ほど高くなっています。

これは季節や時期によって金額が異なるため、それらを算出する計算式が電力会社によって違うためだと考えられます。

 

ここでは年間の電気料金は関係なく、純粋な削減額で比べていきましょう。

1カ月あたり20268円(852円安い)

1年間あたり24万3126円(10234円安い)

5年間では121万5630円(51170円安い)

関西電力から東京電力エナジーパートナーくらしTEPCOに乗り換えた場合、5年間で電気料金が51170円安くなりました。

 

ただし、同じ関西電力でもプランの見直しなどで乗り換えない方が割安になる可能性もあるので、注意しましょう。

 

※東京電力エナジーパートナーくらしTEPCOについては”電力自由化に伴う東京電力のくらしTEPCOのプランやサービス完全ガイド“で詳しく解説しています。

大阪ガスの電気

大阪ガスの電気では、ベースプランBガスセット長期2年割引きで契約することで、1年間の電気削減額が6293円でした。

今回の電気料金シュミレーションでは、5月分の電気代しか入力していないので、概算の比率が高くなっています。

 

可能な限り正確な金額が知りたい場合は、昨年1年分の電気料金の請求書などを集めて、入力してみましょう。

大阪ガスの電気料金削減額

1カ月あたり524円安い

1年間あたり6293円安い

5年間あたり31464円安い

 

大阪ガスの電気については”大阪ガスの電気のメリットは?料金、セット割り、キャンペーンを完全ガイド“で詳しく解説しています。

丸紅新電力

丸紅新電力では、プランS・プランGともに電気料金の削減が期待できる結果となりました。

プランSでは年間30096円、プランGでは年間26208円ほど電気料金が安くなります。

 

丸紅新電力の電気料金削減額

1カ月あたり2508円安い

1年間あたり30096円安い

5年間あたり15万480円安い

ここまでの電力会社の中では、関西電力から丸紅新電力に乗り換えたときが、もっとも削減額の大きいシュミレーション結果となりました。

 

さらに丸紅新電力について知りたい人は”丸紅新電力のメリットは?売電もできるサービスを完全ガイド“をご覧ください。

au電気

au電気のプランMに関西電力から乗り換えると、年間で9098円のキャッシュバックが受けられます。

auでんきは電気料金に応じた割引となるため、割引額が一定ではありません。

 

5月に今回の条件で電気を利用している場合の、年間の概算キャッシュバック金額となります。

 

au電気のキャッシュバック

※1カ月単位は毎月変動するため割愛しています。

1年間で9098円

5年間で45490円(全く同じ金額で想定)

電気代の削減額としては、非常に優良な電力会社と言えるでしょう。

 

ただし、上記はau電気のセット割併用時の料金なので、携帯料金を含めると他の電力会社と同等の削減額になります。

au電気の詳しいサービス内容については”au電気のメリットは?料金、セット割り、キャンペーンを完全ガイド“を参考にしてみてください。

eoでんき

関西電力からeo電気に乗り換えた場合、1カ月あたりの電気代が約2100円ほど安くなる結果となりました。

単純計算だと1年間で25200円。

eo電気の電気料金削減額

1カ月あたり2100円安い

1年間あたり25200円安い

5年間あたり12万6000円安い

eo電気のスタート割は割引期間が最初の1年間だけなので、実際に安くなる金額はもっと少なくなります。

今後eo電気が新たなキャンペーンや料金プランを発表する可能性もあるため、あくまで目安として考えるようにしましょう。

 

eo電気のスタート割などについては”eo電気の電力サービスとは?気になる電気料金やメリットを解説“にて、条件なども含めて解説しています。

■最終的な電気料金削減額

ここまで関西で契約できる5社の電力会社の電気料金を算出・比較してきました。

 

最終的な削減額ランキングは以下の通りです。

1位 丸紅新電力

関西電力と比較すると5年間で約15万480円安い。

2位 eo電気

関西電力と比較すると5年間で約12万6000円安い。

3位 東京エナジーパートナーくらしTEPCO

関西電力と比較すると5年間で約5万1170円安い。

4位 au電気

関西電力と比較すると5年間で約4万5490円安い。

5位 大阪ガスの電気

関西電力と比較すると5年間で約3万1464円安い。

 

これらの結果は、1カ月あたりの電気料金を元に算出しています。

しかし、ほとんどの電力会社はセット割引やキャンペーンによるキャッシュバック期間を1年ほどに定めており、それ以降はどのようなプランになるか全く予測できません。

 

何もないかもしれないし、新たな割引が実地される可能性もあります。

そのため、期間限定の割引がある電力会社よりも、電力単価やその他部分で今の電力会社よりもメリットが出るところを選ぶようにしましょう。

 

今回のシュミレーションも、各家庭の人数やライフスタイル、電力の使用状況によって全く異なった結果になります。

エネシフトで紹介している電力会社の中で気になるところがあれば、まずは問い合わせて何社か見積もりを取ってみることをオススメします。

 

エネシフト編集部エネシフト編集部

多くの家庭の場合、1度電力会社を乗り換えたら1年や2年で何度も乗り換えるという状況は少ないと思います。

そのため、長期的に見てもっとも自分の家庭に適していると感じる電力会社を吟味して選択するようにしましょう。