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電力自由化に合わせて、J:COM電力への乗り換えを検討中ですか?

 

J:COM電力の運営会社である「ジュピターテレコム」は、元々インターネット回線(ブロードバンド回線)やテレビサービスなどを提供していた会社です。

 

現在はauと住友商事に共同買収されたことで、同社の連結子会社として経営されています。

J:COM電力の料金プランは、J:COM電力が提供する別サービスのインターネット回線や、テレビをセットで利用することを前提として設定されているのが特徴です。

 

各種電気料金プランの割引適用には、ネット回線やテレビへの新規加入が必須条件となっています。

 

つまり、J:COM電力のインターネット回線やテレビサービスを利用しないのであれば、J:COM電力と契約するメリットはほとんどありません。

 

J:COM電力単体でも契約することはできますが、メリットを考えると別の電力会社を検討した方がいいでしょう。

 

一方で、J:COM電力のインターネット回線やテレビもセットで加入したいと思っている人にとっては、さまざまなメリットがあるのです。

 

ここではJ:COM電力のメリット・デメリット、加入の際の注意点やキャンペーン・評判などについて徹底解説します。

■J:COM電力の供給エリアは?

J:COM電力は供給エリアが広く、以下のエリアをカバーしています。

◆電力供給エリア

・関東電力エリア

・関西電力エリア

・九州電力エリア

・東北電力エリア

・中国電力エリア

・北海道電力エリア

 

■J:COM電力の具体的な特徴5つ

J:COM電力には大きく分けて5つの特徴があります。

ただ、電力自由化に伴って新規参入した電力会社と被るポイントも多いため、実際の特徴としては2つほどです。

 

では、それぞれの特徴について1つずつ解説していきましょう。

◆毎月の電気使用量で300kWh超過分の料金が10%割引

J:COM電力の電気料金は、「基本料金」+「最低月額料金」+「電力量料金」から算出されるようになっています。

※別途「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進割賦金」が必要となりますが、電気料金とは別なので割愛。

 

また電力量料金は、使用量に応じて第1段階から第3段階まで段階分けされており、その段階によって割引される金額が異なります。

 

★段階別J:COM電力の料金割引額

・第1段階料金 最初の120kWhまで

東京電力の料金単価×使用量から0.5%割引

・第2段階料金 120kWh以上300kWhまで

東京電力の料金単価×使用量から1%割引

・第3段階料金 300kWh以上

東京電力の料金単価×使用量から10%割引

 

関東エリア(東京電力)のJ:COM電力家庭用コース従量B料金表(従量電灯B相当)

地域電力会社からJ:COM電力に乗りかえると、原則として段階別に地域電力会社の電力量料金よりも安くなるように設定されているので、元より高くなるということはありません。

 

ただし元々基本料金しかかかっていないような電力使用環境なのであれば、ほぼ同等かあるいは僅かに増減する可能性はあります。

 

J:COM電力は300kWh超過後から一気に割引率が高くなるので、毎月400kWh以上の電気を使っている家庭などにオススメです。

 

逆に毎月の電力使用量がほとんど300kWh以下であるなら、他のキャンペーンやポイント還元を行っている電力会社を検討した方がいいでしょう。

 

★地域別でも割引比率は同じ

J:COM電力のアンペア別基本料金や最低月額料金は地域ごとに異なりますが、段階別の電力量料金の割引比率は全て同じです。

 

◆手続き簡単で室内工事も不要

現在の電力会社からJ:COM電力に切り替える手続きは、基本的にはWEBだけで8割がた完結します。

ただし、電力量を測定する電気メーターが従来のままであるなら、自動でリアルタイムの電力使用量を計測してくれるスマートメーターへの交換作業が必要です。

 

スマートメーターへの交換は電力会社切り替え時に無償で行ってもらえ、基本室内工事も不要で停電の心配もありません。

※スマートメーターについては”【決定版】電力自由化によるスマートメーターとは?設置の疑問を完全ガイド“のコンテンツで詳しく解説しています。

◆電力の品質・安定性はこれまでと同じ

J:COM電力に限らず、電力自由化での一般家庭の電力会社切り替えにおいて、電気を供給するための送電網はこれまでと同じ地域電力会社のものを使用します。

そのため、電力会社を切り替えたからといって、断線や電気の供給が不安定になるなどのデメリットはありません。

 

◆テレビやインターネットなどの料金をまとめて一括請求

J:COM電力で契約した電気・インターネット・スマホや電話・テレビサービスなどの料金は一括でまとめられているので、管理がとても楽に行えます。

 

またJ:COM電力の会員サービスとして、電力の「見える化」で月々の電力使用量や電気料金をWEB上で確認することが可能です。

このサービスを上手く活用すれば、節電による節約などに役立てられます。

 

◆エコに貢献する「J:COMグリーンプログラム」

J:COM電力に支払った電気料金は、一部J:COM電力から一般社団法人フィレストック協会に寄付されます。

 

1世帯につき約5平方メートルの自然・森林を守ることができます。

 

以上の5つが、J:COM電力の主な特徴なります。

契約する人にとっては、段階別の料金割引がもっとも魅力的に感じるポイントではないでしょうか。

 

その他はほとんどの電力会社でも共通していることなので、特別メリット・デメリットとして検討するポイントではありません。

 

■J:COM電力の電力料金と料金プラン

J:COM電力の料金コースは「J:COM電力家庭用コース従量B」と「J:COM電力家庭用コース従量C」の2つが基本となります。

 

アンペア別の基本料金や、電力量料金については地域別に異なるため割愛しますが、電力量料金は上述した通り、地域電力会社の0.5~10%割引の金額です。

東京電力で40A契約、月々12684円の電気代がかかっているのであれば、年間で6816円の節約につながります。

 

そして、J:COM電力のもっとも重要なポイントは、これらの割引はインターネットやテレビサービスもセットで加入して初めて適用されるということです。

 

J:COM電力のみの契約では、最大10%の割引も何もないので、地域電力会社の料金とほぼ同額のままになります。

 

問題はたとえ電気料金が安くなっても、セットとなるサービスの方で割高になってしまう可能性があるということです。

 

J:COM電力のセットプランは大きく分けて下記の3種類。

 

・スマートお得セレクト電力セット

テレビ90ch以上+Wi-Fi+電話またはメガパックvideo+ J:COM電力

月額6280~10048円+電力料金

・スマートお得プラン電力セット

テレビ78ch以上+Wi-Fi+電話・メガパックvideo+ J:COM電力

月額5280~9048円+電力料金

・スマートお得プラン+電力セット

テレビ30ch以上+Wi-Fi+電話+ J:COM電力

月額

戸建 3138~7600円+電力料金

集合住宅 3138~6648円+電力料金

※全て税抜価格

 

・NETパック 電力セット(通信量がお得になるプラン)

Wi-Fi+電話または携帯+電力

月額

戸建5695円~7480円

集合住宅 4500円~7480円

さらにそれぞれのプランの中にいくつかのクラスがあり、それによって金額と利用できるサービスが異なります。

 

また主にオンデマンドが楽しめる上記プランとは別に、auスマートパスやauビデオパスも楽しめるEXプランがありますが、価格が上記プラン以上に高額です。

・スマートお得プランEX+電力セット

テレビ90ch以上+Wi-Fi+電話またはメガパックvideo+ J:COM電力

月額10500円+電力料金

・スマートお得プランEX電力セット

テレビ78ch以上+Wi-Fi+電話・メガパックvideo+ J:COM電力

月額9500円+電力料金

・スマートお得セレクトEX電力セット

テレビ30ch以上+Wi-Fi+電話+ J:COM電力

月額

戸建

7300~8200円+電力料金

集合住宅

6200~7300円+電力料金

※全て税抜価格

どちらの最安プランを選んでも、電気料金と合わせると月々1万円前後は確実でしょう。

 

インターネット回線と電力だけであれば、au光などは月々3000円前後から利用できますし、スマホとセットにすれば割引も受けられるので、J:COM電力よりお得です。

 

またauはau電気も行っており、電気代に応じてポイントの還元なども受けられるため、auユーザーはau電気を検討した方がいいかもしれません。

 

結論として、J:COM電力のセットサービス全てを使わないのであれば、他の電力会社を検討することをオススメします。

 

一方で、J:COM電力のテレビやオンデマンド・インターネット回線・電話全て利用する予定という人には、J:COM電力以上に相性のよい電力会社はないでしょう。

◆キャンペーン

J:COM電力は、2016年8月31日まで「電力セット割キャンペーン」を実地しています。

 

J:COM電力の最大10%の電気代割引に加えて、新規か追加でキャンペーン対象となるプランに加入すれば、毎月1000円の割引が12カ月(合計12000円)適用されるのです。

 

地域電力会社から乗り換えたことで月々1500円電気代が安くなったとすると、年間で18000円になります。

それに上記12000円が加わるので、合計30000円の電気料金割引になるのです。

 

キャンペーンは12カ月限定なので2年目以降が不明確ですが、電気料金は料金改定がされない限りは同じ料金で利用し続けることができます。

■J:COM電力の乗り換えるときの注意点・デメリット

正直なところ、J:COM電力は他の電力会社と比べてデメリットの方が目立ちます。

電気単体契約では割引が出ないことをはじめとして、各種のスマートお得プランは2年契約(集合住宅は1年)が前提条件になっているのです。

 

更新月以外の解約には3500円~10000円の解除料金が発生しますし、電力で10%の削減が出たとしてもその他サービスの利用料金で赤字になる可能性が非常に高くなります。

 

これらのデメリットを踏まえた上で、J:COM電力のサービス全てを利用するということであれば、契約してもメリットが出るでしょう。

 

しかし、電気とネットだけ、テレビと電気だけということであれば、デメリットが出てしまいます。

 

その場合は、他のブロバイダサービスと電力会社別々で契約したほうが、最終的なメリットも出やすくなるのです。

 

J:COM電力と同様のサービスを展開している電力会社で代表的なのは、以下の電力会社になります。

・ソフトバンク電気

・au電気

・eo電気

 

必ずしもセット割引があるわけではありませんが、別々に利用してもJ:COM電力と同等のメリットが出る可能性も高いので、1度比較してみるといいでしょう。

■マンションや賃貸の場合は?

J:COM電力の料金プランに一戸建てと集合住宅の料金がありますが、電力会社の乗り換えは賃貸・持家関係なく電気契約者本人であれば行えます。

 

ただし、建物全体で一括受電の契約を管理会社と電力会社で結んでいる場合は、個別の乗り換えはできません。

不明な場合は、現在の電力会社に問い合わせてみてください。

■J:COM電力の評判や口コミ

世間一般のJ:COM電力の評判や口コミがどうなのか、気になる人も多いのではないでしょうか?

ツイッター内では、J:COM電力に関する以下のようなコメントが寄せられています。

 

全体的な総評としては、新規契約時にもらえるJ:COM電力のキャラクターグッズが嬉しかったということと、やはり解約時の違約金が高いという不満が多くなっています。

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エネシフト編集部エネシフト編集部

電力会社全体に共通することですが、電力会社を乗り換えたからといって電力自体の質が悪くなることはありません。ほとんど料金やサービスによる違いだけです。

ただ電力会社を乗り換えることで、電気料金が安くなるか否かはその人の環境によって異なってきます。

今回のJ:COM電力は、関連サービス全体を利用したい人が活用すれば非常に便利でしょう。

反面、電力料金の削減だけを目的にするのであればJ:COM電力はあまりオススメできる電力会社ではありません。

ご自身の目的を明確にして、希望に合った電力会社を選びましょう。