eo光やmineoなどの通信回線で有名な”ケイ・オプティコム”が提供する「eo電気」をご存知でしょうか。

eo電気は、ケイ・オプティコムが2016年4月からの電力自由化に伴い、新たに参入した電力サービスです。

 

料金プランなどシンプルに設定されており、数多くのプランの中から自分に合ったものを探すのが苦手という人には、とても使いやすい電力会社となるでしょう。

 

2016年5月段階での供給エリアは、関西電力エリアのみですが、今後拡大していくことが予想されます。そのため、eo電気を検討する場合は、基本的に関西電力との比較になってくるでしょう。

 

そこで今回は、eo電気のメリットやデメリット・料金を解説すると共に、関西電力との比較も行っていきたいと思います。

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eo電気とは?

eo電気は、格安SIMのmineoや通信回線のeo光を提供している「ケイ・オプティコム」が展開する電力サービスです。

関西電力の従量電灯Aから乗り換えることで、年間5340円(1カ月449円)の電気代削減につながります。

 

さらに2016年5月31日までに加入すると、”eo電気スタート割”が適用され、eo電気利用1年目の電気料金が毎月1296円(年間15552円)割り引かれるのです。

 

eo電気スタート割と、関西電力からの乗り換えによる割引額合計は、年間で20800円。

2年目以降は割引額が5340円/月になるとしても、十分に大きなメリットと言えるでしょう。

 

なお5月31日以降、eoスタート割に代わってどのようなキャンペーンを実地するのかは、明らかになっていません。

 

eo電気と関西電力の料金プラン比較

eo電気の料金プランは1つのみで、電気契約初心者でも分かりやすく設定されています。

eo電気料金表 単位 単価
基本料金 1契約 1,296円
電力量料金 1kWh 25.92円
燃料費調整額 1kWh 弊社が定める燃料費調整単価
再生可能エネルギー発電促進賦課金 1kWh 経済産業大臣が定める単価

eo電気の料金は、他の電力会社と異なり使用量に応じて電力量単価が変化しません。

基本料金が高めに設定されており、電力使用量が多くても少なくても、単価は一定です。

その結果、使えば使うほど関西電力との差額は大きくなります。

 

一方で、電力を多く使えば使うほど”電力単価自体が安くなる電力会社”と比較すれば、人によってはデメリットと感じる人もいるでしょう。

しかし、関西電力は、電力使用量が多くなればなるほど段階的に電力単価が高くなるように設定しています。

 

そのため、関西電力で大量の電気を使っているのであれば、eo電気に乗り換えるメリットの方が大きくなるでしょう。

関西電力従量電灯A 料金表

単位 料金単価

最低料金(最初の15kWhまで)

1契約

373.73

15kWh超過120kWhまで 第1段階 1kWh

22.83

120kWh超過300kWhまで 第2段階  

29.26

300kWh超過分 第3段階  

33.32

eo電気の電力量単価が25.92円固定であるのに対して、関西電力は第2段階で29.26円。第3段階では33.32円にまで上昇します。

基本料金に992.27円の差がありますが、電力量料金による削減額がこれを上回れば、eo電気の方がお得です。

 

両社で電力を500 kWh/月を使った場合のシュミレーション比較は、以下の通りになります。

関西電力の段階別料金(従量電灯A)

最低基本料金(~15 kWh)

373.73円

第1段階(15 kWh~120kWhまで/22.83円)

22.83円×120 kWh=2739.6円

第2段階(120 kWh超過~300 kWhまで/29.26円)

29.26円×180 kWh=5266.8円

第3段階(300 kWh以上/33.32円)

33.32円×200 kWh=6664.0円

基本料金+各電力量料金の合計

373.73円+2339.6円+5266.8円+6664円=15044.13円

eo電気の料金

最低基本料金

1296円

電力料金

25.92円×500 kWh=12960円

1296円+ 12960円=14256円

 

関西電力との差額

15044.13-14256円=788.13円

 

単純計算でeo電気の方が788.13円お得です。

さらに上述したeo電気スタート割を利用すれば、基本料金である1296円分が1年間割り引かれるので、よりメリットが大きくなります。

 

さらに具体的な電気代シュミレーションをしたい人はeo電気公式の「選べる電気代シュミレーション」を利用してみてください。ひと月分の試算と年間試算の2種類から選べます。

 

eo電気のデメリット

一方、eo電気にはデメリットもいくつかあります。

まずeoスタート割キャンペーン適用外で契約すると、3240円の契約事務手数料がかかるということです。eoスタート割キャンペーン期間は、この事務手数料も免除されるので、それもキャンペーンメリットの1つでしょう。

 

さらにeo電気は1年間の最低利用期間を設けており、この期間に解約すると3240円の解約事務手数料が発生します。

電力自由化に参入した新規電力会社の多くは、解約・契約時の解約手数料が不要です。

 

最低利用期間内の解約で違約金が発生する電力会社もありますが、契約時に事務手数料が発生する会社はほとんどありません。

これは電力会社切り替えを検討するユーザーにとって、大きなデメリットとなるでしょう。eoスタート割キャンペーンの期間が終了すれば、年間の削減額も一気に減少してしまいます。

 

そのため乗り換えを検討している人は、5月31日以降にeo電気がeoスタート割に代わってどのようなキャンペーンを実地するのか、注意深くチェックしておきましょう。

 

その他のデメリットとして、eo光ネットを利用していなければ契約できないなどがあります。

 

オール電化向けのはぴeタイムと比べたら?

関西電力の従量電灯Aと比べると、eo電気の方がお得になる結果でした。

しかし、関西電力がオール電化住宅に向けて提供している「はぴeタイム」など、電力を使用する時間帯によって電力量単価が安くなるプランと比較した場合、eo電気に乗り換えることで割高になってしまう可能性があります。

関西電力 はぴeタイム料金 単位 料金単価
基本料金 最初の10kWまで 1契約 2160円
10kWをこえる1kWにつき 1kW 388.8円
電力量料金 デイタイム 夏季(※) 1kWh 38.89円
その他季(※) 35.54円
リビングタイム 27.32円
ナイトタイム 13.1円

 

オール電化住宅向けの料金プランは、季節によっても料金が変動するため、一概には言い切れません。

しかし、関西電力の「はぴeタイム」の”ナイトタイム”は、料金単価が13.1円。eo電気の25.92円の約半額になります。

 

本当にナイトタイムにしか電気を使っていないオール電化住宅の場合、eo電気に乗りかえるのは避けた方がいいかもしれません。

普段の生活リズムや電気を使っている時間帯、これまでの電気代などをしっかりと把握して検討するようにしましょう。

 

因みに中部電力のカテエネでは、中部電力エリアと東京電力エリアに向けて時間帯別料金の「スマートライフプラン」を提供しています。

関西電力エリア外だけど、eo電気と同じような料金プランに興味があるという方は”中部電力のカテエネはアプリポイントがお得!メリット&デメリットガイド“を参考にしてみてください。

その他エコキュートに興味がある方は”エコキュートの電気代を簡単に節約できるたった1つの習慣!“で解説しています。

 

eo電気申込み条件

・eo光ネットを利用していること

・関西電力エリア内で、低圧電力の供給を受けていること

・eo光ネット利用場所で、電力を使用する電灯や小型機器などがあること(家電その他)

・eo電気契約約款を承諾できること

eo電気の提供条件について

eo電気契約約款

 

補足・キャンペーンについて

eo電気が実地している「eo電気スタート割キャンペーン」は、2016年5月31日までの期間限定となっています。

しかし、実際は時期によって延期されており、そのたびにお得になる割引額が増えているのが現状です。

 

電力自由化以前


電力自由化開始前は3月31日までの期間で、年間7776円(648円×12カ月)という内容で行っていましたが、今回は年間15552円(1296円×12カ月)となっています。

 

電力自由化以降


今後、どのようなキャンペーンが実地されるかは不明確ですが、また延期される可能性は十分にあるでしょう。

キャンペーンに慌てて申し込むよりも、しっかりと生活環境に適した電力会社を選ぶようにしてくださいね。

 

※大阪・関西でオススメの電力会社一覧は”大阪でオススメな電力会社はどこ?各種メリット・デメリットから徹底比較!

 

エネシフト編集部エネシフト編集部

eo電気は、関西電力と真っ向からぶつかっている電力サービスの1つです。

関西にはその他にも多くの電力会社がありますが、今後の動き方次第では、関西の電力会社は関西電力とeo電気のせめぎ合いになるかもしれません。メリット・デメリットを見極めた上で選別するようにしましょう。

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