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エコキュートの節約方法

pic_004オール電化の家庭に住んでいる人の中には、エコキュートを導入している人も多いと思います。

エコキュートは外気と電気の併用で、給湯に必要な電気代をガス利用よりも安く節約することができる“自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器”と呼ばれるシステムです。

 

エコキュートを上手に活用すれば、電気代を通常よりも安くできるので、一時注目を集めていました。

しかし、エコキュートは電力単価が安くなる夜間稼働を前提にした設備なので、使い方によっては通常の電力使用よりも割高になってしまうのです。

 

エコキュートを稼働させる時間帯次第では、3倍以上の差額が出てくるので注意が必要になります。

そこで、今回はエコキュートの電気代を節約するたった1つの習慣をご紹介しましょう。

 

エコキュートの料金設定

そもそも、エコキュートの料金は、どのように設定されているかご存知でしょうか。

エコキュートではない一般的な電力は、電気の使用量に応じて料金を3段階に分けて単価を設定し、その月に使用した分の電気代が請求されるようになっています。

 

つまり、段階ごとに単価が変動する代わりに、時間帯による単価の変動はしないということです。

昼夜問わず、電気の料金単価は一定。

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一方、エコキュートは電気使用量による単価変動がない代わりに、時間帯によって電気料金の単価が変動します。

上記の図は“東京電力エナジーパートナー”のエコキュートで適用される料金設定です。
夜中の電力単価が12.16円であるのに対して、夏季の昼間は38.63円。

 

夜間の電力料金は格安ですが、昼間は非常に割高に設定されています。

比較として、東京電力が提供している従量電灯Bの従来料金は以下の通りです。

 

第一段階が19.43円(最初の120kWh)

第二段階が25.91円(120~300kWhまで)

第三段階が29.93円(300kWh以上)

 

第三段階の29.93円と比べても、エコキュートの夏季・その他の電力単価の方が割高になります。
 

つまり、エコキュートを昼間に稼働させると、通常の電力使用よりも電気代が高くなってしまうのです。

逆に上手く夜間だけで運用すれば、第三段階の半分以下の電気代に抑えることができます。

 

エコキュートの電気代を安く抑えるたった1つの習慣

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上述した通り、エコキュートの電気代を安くするための最善方法は、エコキュートを稼働させる時間帯のコントロールです。

また、各社のプラン選びなどでも単価が大きく変動するので、各家庭のライフスタイルに合ったプランを選択するようにしましょう。

 

具体的な方法としては以下の通りです。
 

1翌日に使用するお湯は前日の夜に沸かしてタンクに溜めておく

2日中に湯切れを起こさないようにコントロールする

3冬場のお風呂温め直しは、追い炊きや保温よりさし湯を利用する

4料金単価が高くなる時間帯は可能な限り使用を避ける

5状況に応じてプランや設定を使い分ける

6将来的なことを視野に入れてタンクの大きさを決定する

 

要約すると、1日に使うお湯の量と使う時間帯をコントロールするというだけです。
 

季節区分
夏季 毎年7月1日から9月30日
その他季 毎年10月1日から翌年の6月30日
時間帯区分
昼間時間 毎日午前10時から午後5時まで
朝晩時間 毎日午前7時から午前10時までと午後5時から午後11時まで
夜間時間 毎日午後11時から翌朝の午前7時まで

 
基本的にエコキュートは、昼間に利用してしまうと割高になってしまうので、1日の家事を朝6時から10時までには終わらせる習慣をつけておくといいでしょう。

 

午前10時から午後17時まで、電気を利用しないようにすれば電気代の節約が期待できます。

理想的なのは、午前10時から午後17時まで、自宅に誰もいない状態です。

 

仕事やアルバイトの勤務時間・保育園や幼稚園に預けておく時間帯などを考慮すれば、決して不可能な生活習慣ではありません。

 

節約に適した生活習慣に切り替えて、エコキュートの利点を十分に活用するようにしましょう。

補足

残念ながら、東京電力エナジーパートナーのエコキュートは、電力小売全面自由化により、2016年3月末で新規の受付は終了したようです。

 

3月以前に契約した人はそのまま利用できるので、問題ありません。

 

東京電力エナジーパートナーは、エコキュート新規受付終了の代わりに“くらし”TEPCO“という新たな電力サービスを開始しています。

これから電気代の節約を目的に電力会社の切り替えを検討している方は、別途”電力自由化に伴う東京電力のくらしTEPCOのプランやサービス完全ガイド“を参考にしてみてください。

 

エネシフト編集部エネシフト編集部

エコキュートは使い方次第で電気代の節約にも、割増しにもつながるシステムです。

オール電化の家庭では特に電気代への影響が大きくなりやすいので、しっかりとライフスタイルに合ったプランを選びましょう。