でんき予報とは、各電力会社管内での必要な電力量、各電力会社が供給できる電力の見込み料などをグラフや数値にして表示したものです。東京電力を始め、全国各地の電力会社がでんき予報を更新しています。

■でんき予報ってなに?

これは、2016年度よりスタートした完全電力自由化を見越しての動きです。

電気は重要なライフラインですから、例えばあなたが契約した新電力の会社が急遽倒産したとしても、エリア内の大手電力会社がその電力を補填する形を取っています。

 

そのため、電力が使われやすいピーク時やその他計画停電を行う可能性がある時期などを、でんき予報を見ることで知ることができます。

 

また、今まで蓄積された電力使用量などをデータ化し、翌日の最大電力使用量やピーク時電力供給量なども見る事が可能となります。

 

  • でんき予報の数値の意味は?

 

でんき予報には電力使用率など様々な数値が掲載されています。最大電力実績やピーク時電力供給などが掲載されています。

 

最大電力実績とは、今までに使用した総電力量のまとめを言います。一日単位で掲載している電力会社が多く、どの曜日のどの時間帯に多くの多く電力を使ったのかなども見ることができます。

 

ピーク時電力供給は、電力使用量に対してどれくらいの電力がまかなえて用意されているかを表すものです。基本的に前年の同日比から算出されていることが多くなっています。

 

供給量ですから、その電力会社が持っている発電能力をある程度知ることもできます。

使用率に関しては、その日に電力会社が持っているピーク時供給力からその日の最大電力量を割ったもので100分率にて掲載されています。

 

90%以上を越えると注意が必要、95%を越えると電力供給不足になる危険性中程度、97%を越えると電力不足に陥る可能性大と言った風に、日毎の電力使用率を確認することができます。この値については電力会社によって見せ方が異なっています。

 

東京電力の場合には以上のような表示の仕方をしていますが、各地方の電力会社が同じ表記の仕方をしているかというとそうではありません。

 

もっとアバウトに電力の使用率を掲載しているところもありますし、より詳細に使用率を書いているところもあります。

 

■でんき予報で何がわかる?

でんき予報をみることで、一日に必要な電力のどの程度が電力会社によって賄われているのか、どんな時期に電力使用量が多くなるのか、また翌日の電力使用量予想なども電力会社によっては見ることができます。

 

翌日のでんき予報で、需要に対して供給が間に合わないときには、各家庭で節電をするなどの対策が講じられる必要があるでしょう。

夏の電力消費の激しい時期には計画停電などを行う可能性もあります。

 

特に夏場は電力がなくとも生活はできますが、冬場に電力がないと暖房が使えない、お湯が沸かせないなどのデメリットがありますので、計画停電が行われることはほとんどありません。

 

でんき予報を見ることで、発電された電力がどの程度一日で使われており、それは一日のピーク時供給力で賄うことができるのかなども見ることができます。

 

電力使用量は天候や気温などによって大きく左右されるものです。

東京電力のでんき予報では、月ごとにカレンダー形式で電力使用率を見ることもできます。興味がある方は是非ご覧になられてみて下さい。

 

■でんき予報の見方

 

  • ピーク時供給力

 

ピーク時供給力とは電気が最も使用されるときに供給できる電力量の事を言います。

この数値より予想最大電力が上回った場合、電力供給が間に合わず、停電が起きたり、場合によっては計画停電を事前に行ったりすることになります。

 

電力の供給のために、各箇所で発電を行っています。何かと話題に事欠かない原子力発電の他、風力発電、水力発電、火力発電、地熱発電などがこれに当たります。

 

これから先はよりクリーンで安全な太陽光発電なども重要な要素となってくるでしょう。最近は個人家庭から電力を買い取っている所も多くなっています。

 

そのうち、各電力会社の電気の供給元なども公表されるようになるかもしれません。

それにより、どの電力会社がどういった発電方法で電力を供給しているかが見れるようになり、その事業者の電力供給の安定性、環境性なども見れるようになるかもしれません。

 

  • 予想最大電力

 

予想最大電力は翌日における一日の最大電力使用量をあらわしたものです。

過去のデータを参照し、より電力使用量が高くなる日や時間帯を知ることができるようになります。

 

一般的に夕方の時間帯、特に17:00から18:00の間に電力使用量が大きくなります。

これは、仕事から帰ってきて家の電力を使い始めることに原因があると見られており、それぞれの家庭で使う電力が予想最大電力と大きく関係していることが見て取れます。

 

特に、冷暖房を使う夏、冬場のシーズンは電力が大きく伸びることとなります。

安定した電力供給のため、各電力会社は様々なエネルギーを用いて電力供給ができるよう工夫をこらしています。

 

とはいえ、電気エネルギーにも限度がありますので、でんき予報で電力使用率が高いときには各家庭で意識的に節電をする工夫などが必要となります。

そうしないと、電気使用量のほうが供給量を上回り大規模な停電になってしまう可能性もあります。

 

■でんき予報の活用方法

でんき予報の活用方法として、例えば家庭で太陽光発電を導入している場合、蓄電している電力の使用タイミングを知ることができます。

 

原則計画停電はしない方針と各大手電力会社は打ち出していますが、原発事故のようにいつ何が起こるかわかりません。

でんき予報を見ることで、どの時期のどの日が大量に電気が使用されるかということを予想し、その日は蓄電した電力を活用するというのも方法の一つでしょう。

 

また、最大電力量が大きくなる直前は電力会社が電気を欲しがるタイミングでもあります。売電収入を得ようと考えている人はこのタイミングにまとめて売電してみるのもいいかもしれません。

 

その他にも、意識的に節電がしやすくなるというメリットもあります。例えば、前年比で電力使用率が99%となっている日があった場合、その日に何があったのか、なぜこんなにも電力が消費されたのかなどを分析することも可能です。

 

そして、その対策として各家庭の節電が重要になります。

 

「わたしの家だけが節電しても…」と思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、限りある資源を無駄にしないためにはひとりひとりの心がけが重要になります。

エコや環境に意識が高い方は、こういった視点でもでんき予報を活用することができます。

 

■まとめ

電力小売完全自由化がはじまってから民間の中小電力会社も多く電力事業に参入してくるようになりました。

わたしたちの周りを取り囲む電力事情はこれから先大きく変わると言っても過言ではありません。でんき予報をしっかりと活用して、電力の需給バランスなどを知っておくことが重要です。