電気料金の安くなる時間帯、高くなる時間帯とは?

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よく「電気が安くなる時間帯がある」という話を聞きますが、実際にどのようになるのかについては、意外と分かっていない人が多いのではないでしょうか。

そこで、電気料金の仕組みから、電気料金の安くなる時間帯、高くなる時間帯の仕組みなどについて、まとめていきたいと思います。

電気料金計算の仕組みとは?

電気については、基本的には、皆さんがお住いの地域の電力会社との契約になります。

北海道は北海道電力、東北・新潟は東北電力、関東は東京電力、中部は中部電力、北信越は北陸電力、近畿地区は関西電力、中国は中国電力、四国は四国電力、九州は九州電力、沖縄は沖縄電力と、それぞれ契約しています。

その他に、各家庭で契約している契約アンペア数や、電力会社ごとの基本料金、1時間あたりの料金によっても異なってきます。

電力料金プランとは?

一例として、東京電力で説明します。

家を引っ越して、新しい住所にて電気利用の申し込みを行うと、通常は「従量電灯B・C」という料金プランでの契約になります。

・従量電灯B(10~60アンペアで契約の場合。一般家庭ではほとんどこれです)

・従量電灯C(6kVA以上で契約の場合。エアコンをたくさん持っている家庭や事業所などが対象です)

電気の使用料に応じて料金がかかりますが、従量電灯プランでは、どの時間帯でも同じ料金体系です。

東京電力の場合、基本料金は10アンペアで280円80銭~60アンペアで1,684円80銭というように、契約アンペアごとに細かく設定されています。基本料金に加え、電力使用量に応じて料金がかかります(電力量料金)。
電力量料金は下記のように設定されています。

・1~120kWhまで(第1段階料金) 19円43銭/1kWh・120~300kWhまで(第2段階料金) 25円91銭/1kWh

・300kWh以上(第3段階料金) 29円93銭/1kWh

自宅に不在等の理由で、全く電力を使わなかった場合でも、最低月額料金として230円86銭かかります(基本料金は半額)。

また、上記料金の他に、再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます。

例えば、契約アンペアが30アンペアで、1ヶ月に320kWh利用した場合、電気料金は下記のようになります。

基本料金 842円40銭(30アンペアの場合)
電力量料金 7,594円00銭
(内訳)
第1段階料金 19円43銭×120kWh=2,331円60銭
第2段階料金 25円91銭×(300-120)kWh=4,663円80銭
第3段階料金 29円93銭×(320-300)kWh=598円60銭
合計 8,436円40銭+再生可能エネルギー発電促進賦課金など

その他にも、多くの電力プランがあります。

皆さんも聞く機会のある、「電気代が安くなる時間帯がある」という言葉ですが、これは本当なんです。その仕組みを説明すると、以下のようになります。

前述で説明した従量電灯プランの他に、電力会社ごとに料金プランを設定しています。それに従って、特定の時間帯について電気料金を安く、それ以外の時間帯の電気料金を高く設定しています。

一例として、東京電力の料金プランを例にとって説明していきます。
東京電力では、前述した従量電灯プランの他に4つのプランがあります。

・朝得プラン・夜得プラン

・半日お得プラン

・土日お得プラン

その他、オール電化を導入して、電気給湯器を利用している方向けには、次の3つのプランがあります。

・電化上手・おトクなナイト8・10

・深夜電力

従量電灯プランは、在宅で仕事をされている方や定年退職された方のように、日中も自宅にいる人向けのプランなので、日中に誰かが家にいる場合であれば、このプランで問題ありません。

ここで紹介したプランでは、特定の時間帯の電気料金を安く設定しているのが特徴です。

icon04例えば、朝得プランであれば深夜1時~朝9時まで、夜得プランであれば夜9時~朝5時まで、半日お得プランであれば夜9時~朝9時まで、土日お得プランであれば土日が一日中というように、それぞれ安く設定されています

3a6fd9c4d407a384a3d1c04be5a7cb8f_sまた、オール電化を導入した場合は、自動的に電化上手というプランでの契約になります。

これは、エコキュートが動く夜の電気代を安く、その次に午前7時~10時、午後5時~11時までの料金を安く、午前10時~午後5時までの料金を高く設定しています。

その他のプランに関しては、昼間の時間帯の料金を割高に設定することで、夜の特定の時間帯についてはそれぞれ8時間、もしくは10時間安く設定しています。

電気料金の一例は、下記のとおりとなります。

東京電力管内で、半日お得プランに切り替えた場合

基本料金6kVA以下 1,299円00銭など

電力量料金

夜間料金(夜9時~朝9時) 12円59銭/1kWh
昼間料金
1~70kWh (第1段階料金) 28円38銭/1kWh
70~170kWh(第2段階料金) 37円94銭/1kWh
170kWh以上(第3段階料金) 43円71銭/1kWh

このように、夜間料金に比べて2倍~3倍以上高く設定されているのが特徴です。

地域の電力会社によって名称は異なりますが、各社料金プランを用意しており、中部電力ではEライフプラン(3時間帯別電灯)、関西電力では時間帯別電灯(7時~23時、23時~翌朝7時の2つの時間帯で料金設定)などのプランがあります。

料金プランの選び方

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電力会社によって、様々な電力プランがありますが、どれを選べばいいか迷う方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、プランの決め方について、説明したいと思います。

まずは、自宅にいる時間帯と不在になりやすい時間帯を洗い出してみてください。

二世帯・三世帯住宅で、日中も誰かが自宅にいる場合であれば、電力プランを変更することで割高になる場合があるので、従量電灯プランの方がいいでしょう。

しかし、共働き家庭で、日中は子供も学校に行っている家庭であれば、夕方まで不在という家庭であれば、料金プランを変更すると、電気代が安くなる可能性があります。その他、残業が多く帰宅時間も遅く、自宅にいるのは土日しかないという人であれば、土日お得プランを選ぶという方法もあります。

新築住宅であれば、エアコンを何台つけるかなどで、契約アンペア数も変わってきます。ただ、生活時間帯などどうなるか分からないという人も多いかと思います。そういう場合は、一旦従量電灯プランで契約して、1年後にもう1度検討し直すと良いプランが見つかるかもしれません。

エネシフト編集部エネシフト編集部

その他、電力会社のホームページなどで、電気料金のシミュレーションができるので、そういったサイトでシミュレーションを行うのもいいのではないでしょうか。

但し、料金プランは1度変更すると、1年間は変更できません。転職などでライフスタイルが変わる可能性のある方は、慎重に選択する必要があります。

参考

東京電力
http://www.tepco.co.jp/index-j.html

価格.com電気料金
http://kakaku.com/energy/article/?en_article=43