賃貸マンションと電力の自由化

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2016年4月から「電力自由化」が始まります。「わたし、賃貸マンション住まいだから関係ないよね?」と思っている方は少なくありません。マンションの場合、今後どうなるのでしょう。

一般家庭(戸建て)との違いを含めて説明してみます。マンション住まいでも「電力自由化」はまったく無関係とは言えません。ぜひ、ここからの文章をご参考にしてください。

マンションによっても違いがあります!

大きく分けるとマンションには分譲と賃貸があるのはご存じの方が多いでしょう。

◎分譲はマンションの部屋をローンや一括などで購入するタイプです。◎賃貸は月々の家賃を払うパターンです。分譲は「買う」、賃貸は「借りる」になります。

それが電力という視点からでは別の分け方でないと、ここからの話に混乱してくるでしょう。

マンションは一戸ごとに電気がつながっています。よくある場合として、一戸の電気はそれぞれの部屋の持ち主が個別に電力会社と契約しているのが通常です。

これは分譲や賃貸とは関係ありません。最近増えているシェアハウスではオール電化などで、家賃に電気料金が含まれていることが多いので、賃貸マンションでの「電力自由化」からは外させていただきます。

N2419マンションは集合住宅と呼ばれるものです。

あなたのマンションに電気室はありませんか。屋上に共同の貯水タンクがあるのと似ています。

特に大型のマンションでは必ずといってよいぐらいあるはずです。マンション全体が「電力自由化」以前の従来通りであれば、各地域の電力会社と契約されています。小規模の賃貸マンションなら、このケースが多いはずです。

まずは、住んでいる部屋の電気がどのような料金で契約されているのか確かめてください。

賃貸マンションで新しい電力会社と契約できる?

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もし、現在、電力会社と一戸ずつの契約であれば「電力自由化」で電気料金がお得にできる可能性があります。

分譲マンションなら住居している方がつくった管理組合があるでしょう。住んでいる方が利用する共有部分などを自主的に管理する集まりです。分譲マンションの場合、新規の電力会社と契約するためには管理組合の総意が必要となってきます。

賃貸マンションなら、それが大家さんや管理会社に代わるだけです。マンションに住んでいる方たちの総意は要りません。

icon042016年4月から始まる「電力自由化」。このメインは賃貸マンションを含めた小さな建物の集合住宅や、一般家庭の一戸建てであっても、自由に電力会社を選べるようになったことだと理解していいでしょう。

ただし、ひとつだけ注意があります。

個別の契約?一括受電の契約?

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小さな規模のマンションに多いケースです。それぞれ一戸ごとに低圧の電気(通常に部屋で使用している電気と理解してください)が引かれているなら、基本的には自由に電力会社を選ぶことができます。これは大家さんや管理会社によっても異なりますが基本は変わりません。個別の契約は自由です。

注意は、賃貸マンションが一括受電の契約をしている場合になります。これはマンション全体が、すでに、高圧の電気(マンションの電気室に引かれている電気と理解してください)を新規参入の会社と契約しているなら、現時点で格安の電気料金になっているはずです。今回の「電力自由化」でお得感はありません。

主に、タワーマンションと呼ばれるような新しい大型マンションの多くが当てはまります。

もう一度、書きます。住んでいる部屋の電気がどのような料金で契約されているのか確かめてみましょう。

一般家庭とマンションの違いは?共通する点は?

ここまで書いてあるようにマンションはケースバイケースです。一概に「あなたは賃貸マンションなので、こうすれば電気料金がお得になります」とは言い切れません。

一般家庭、特に一戸建てなら、ものすごく楽です。賃貸であっても電線から引かれている電流は自分の家にだけ届いています。迷うのは、どこと契約すれば、お得なのか、考えることがメインでしょう。

新規参入の電気事業者が従来の電力会社に対抗したサービス競争をすることが予想されています。期間限定のキャンペーンやさまざまなセットを付けた割引もあるでしょう。

価格の安さについても、ある程度、長期的な計算が必要です。これは一般家庭でも、賃貸マンションでも変わりません。ただ、賃貸マンションの場合は、その部屋に、いつまで住むのかという要素が加わる点が違いでしょうか。

賃貸マンションの場合、どうなるの?

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まとめておきます。メリットと注意事項です。
基本として「電力自由化」で得になる場合があります。賃貸マンション。

特に比較的、小さな建物であれば、個別で電気の契約しているケースが多く、「電力自由化」によって新規参入の電気事業者に変更すれば格安になります。

大型マンションの場合は一括受電しているかどうかを確認してください。一括受電になっているならメリットとなる可能性は低くなります。
まずは、電気料金の契約をチェックです。それが賃貸マンションに住んでいる方の始まりになります。重要なポイントです。頭に入れておいてください。